コラム

老人ホーム感性チェックシート

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失敗しない有料老人ホームの選択のためには、徹底的にホームの状況をチェックすることが重要です。

このチェックシートはお客様が入居者の視点に立ってチェックできるように、有料老人ホームのプロが経験を存分に活かして作成しました。このチェックシートでホームの全てをチェックすることは可能ですが、お客様にとっての最適なホームは一人ひとり違いますので、それぞれが重要視する項目も違ってきます。ですのでご自分に合った最適なホームを選ぶことができるように、オーダーメードでお客様に合わせたオリジナルのチェックシートを作成致します。実際のホーム見学の際には、このオリジナルチェックシートをもとに、プロがお客様のホーム選びをサポートさせていただきます。
右のシートは老人ホーム完成チェックシートの一部です。画像をクリックするとチェックシートの一部を拡大表示で見ることができます。 (別ウィンドウが開きます)

ホームの種別

「なぜ老人ホームへの入居を希望するのか?」という目的をはっきりとさせましょう。それが出来れば、老人ホームの種類、機能、サービス内容等をしぼりこむことができ、最適な老人ホーム選びにつながります。

立地・環境

老人ホームの立地・環境に関する条件は、マイホーム選びと同じく重要なポイントになります。住み慣れた環境やご家族が訪問しやすい場所、ホームの周辺環境、ホーム内の雰囲気などを中心にチェックしましょう。

アクセス、送迎サービス、周辺環境、立地環境、ホームの雰囲気など

規模

老人ホームの規模は、運営会社や場所によってさまざまです。たくさんの設備を備えた大規模なホームもあれば、家庭的な雰囲気を感じる小規模なホームもあり、人によって好みも違います。どんな規模のホームであっても、入居率は絶対に確認しておきましょう。また、ご夫婦で入居を検討されている方は、夫婦部屋の有無や部屋数の確認も必要です。

設立年月日、定員数、現在の入居者数、入居率、建物の階数、部屋数、空室数、内装など

経営情報

ホームに資料請求する時には、重要事項説明書と財務諸表も一緒に送ってもらいましょう。重要事項説明書は、ホームの概要がわかり、確認しておくべき事項が詰まった書類ですので、見学までには是非チェックしておきましょう。「運営会社が倒産した場合、このホームはどうなるのか?」と、誰もが気になるところです。民間企業が経営しているのですから、経営状態を知るためにも、財務諸表も合わせてチェックしておきましょう。

情報公開、運営母体、必要書類など

運営

ホームが大切にしていることや目指している姿を知るためにも、理念は大切です。その理念の内容によってスタッフの行動が決まります。そしてそれが入居者の満足にも関係してきます。ですので、理念に共感できるホームを選びましょう。また、入居後のトラブル発生時の対応など、入居後のフォローアップ体制についても、事前に確認しておきましょう。

理念、運営懇談会、苦情対応、ホームからの退去命令など

入居条件

入居条件は、各老人ホームの規定によって違います。例えば、介護付き有料老人ホームの場合、要介護1以上の方が条件となっているところもあれば、自立の方も入居対象に入っているところもあります。また、介護度が変わった場合に、条件が違ってくる場合もありますので、事前にしっかりと確認しておきましょう

年齢制限、介護認定の有無、入居可能な要介護度、夫婦で入居する場合、入居後の介護度変更

退去条件

重要事項説明書にも明記されていますが、老人ホーム側から退去を求められるケースがあります。その要件について確認しておきましょう。また、今までに退去を求めたケースの有無、人数、原因などもホーム側に聞いておきましょう。

予告期間の取り決め、退去の要件

入居者状況

入居した後に「こんなはずじゃなかった」と思えることに、入居者間のトラブルがあります。例えば、認知症の人が多くコミュニケーションがとれない、入居者の年齢が高く会話を楽しめないなど。入居後に後悔しないためにも、どんな人が入居しているのかを確認しておきましょう。また、入居者間でもめごとが起きた場合のホームの対応についても確認しておきましょう。

平均年齢、平均介護度、多い介護度、認知症の人数、男女比、夫婦入居組数

費用

老人ホーム選びで失敗しないためには、資金計画がとても重要になります。ホームを途中退去する場合も考えて、入居一時金ありのホームの場合は、初期償却率、償却期間は是非チェックしておきましょう。様々な条件によって返還してもらえる金額も変わってきます。また、月額利用料以外にかかる費用についても、確認しておきましょう。

入居金、入居金の内訳、終身利用権の償却対象額、終身利用権の初期償却率、終身利用権の償却期間、月額利用料、月額利用料の内訳、別途費用項目、保全措置の有無、クーリングオフの有無

設備

他の入居者やホームのスタッフと皆で快適に過ごすために、設備のチェックも忘れずしておきましょう。例えば、トイレ・風呂の手すりの位置やナースコールの有無などは安全性の観点からもチェックしておきましょう。また、居心地よく過ごすことができるのか? と全体の雰囲気も大切になります。お風呂については、衛生面のチェックと利用時間帯、入浴回数なども確認しておきましょう。

共用施設・ロビー・フロント、廊下、エレベーター、リビング、食堂、トイレ、浴室、洗面所

居室

居室は、7~8割の時間を過ごす場所ですので、安全性と快適性が求められます。転倒した場合を想定し、トイレ、ベットにナースコールが設置されているのかはチェックしておきましょう。快適に過ごすためには、部屋の広さ、清潔さ、日当たり、窓からの眺め等の確認はしっかりとしておきましょう。

広さ、段差、明るさ、清潔さ、におい、冷暖房、雰囲気、手すり、ナースコール、車椅子の利用、日当たり、風通し、窓からの眺め、就寝、収納、キッチン、トイレ、浴室、洗面所、ドアの重さ、ドアの開き

食事

食事は、楽しみの一つですので、1週間の献立表、味付け、量のチェックをしておきましょう。また、カロリー制限、アレルギー対応など、個別対応が可能かどうかも確認しておきましょう。また、食事介助が必要な入居者の場合、介護スタッフ一人で何人を担当しているのか? 一人ひとりのペースに合わせているのか? という視点で、食事の介助の様子もみておくとよいでしょう。

個室での食事、メニュー、嚥下対応、病気・アレルギー対応、好き嫌い対応、味付けの希望、来客対応、食事の取り消しの連絡、試食の評価、食事の調理、栄養士

介護体制

要介護者2人に対して介護・看護職員1人という手厚い介護体制を唱っているホームであっても、時間帯によってスタッフの勤務人数は違いますので、確認しておきましょう。また、リハビリを行う機能訓練室はあるのか? どのようなリハビリ訓練を行っているのか? リハビリ専門職員はいるのか?等も確認しておきましょう。

内部スタッフ人数、外部スタッフの人数、認知症対応、リハビリ(機能訓練)

医療体制

提携医療機関については、対応できる診療科目を確認しておきましょう。特に、持病がある方は聞いておきましょう。また、入院治療後、医療ケア(経管栄養、在宅酸素、インシュリン注射など)が必要になる場合もありますので、ホームではどこまで対応してもらえるのか?についても確認しておきましょう。

診療所の併設、訪問診療の頻度、時間、看護師待機、夜間の待機、勤務頻度、時間、提携・協力医療機関、提携・協力内容、診療科目、病院までの所要時間、緊急時対応、提携・協力医療機関以外への通院、定期健康診断、ホーム内での医療ケア

入院対応

入院などでホームを不在にする場合には、ホームの管理費や家賃相当額などが必要になります。また、入院が長期に及ぶ場合、退去の要件としてあげているホームもありますので、事前の確認が必要です。

部屋の最大維持期間、費用

スタッフ

入居後多くの時間を過ごすのは、介護スタッフやホームの職員です。そして、ホーム内の人間関係の良し悪しは、入居者への対応の良し悪しを決めます。だからこそ、施設長、介護スタッフ、看護師の人柄、雰囲気、話しぶりなどをチェックしておきましょう。

施設長、介護スタッフ、看護師、スタッフ間の人間関係

イベント・アクティビティ・サークル活動

イベントやアクティビティーは、ホームでの生活に刺激や潤いをもたらす大切な要素です。スタッフや外部講師が中心となったアクティビティーや同じ趣味をもつ入居者同士のサークル活動など。また、外出を伴うイベント的なものはあるのか? また、夏祭り、文化祭のような家族も参加できるイベントがあるのかどうかも確認しておきましょう。

イベントの有無、イベントの内容、人気のあるイベント、アクティビティの有無、アクティビティの内容、講師、サークル活動の有無、サークル活動の内容、講師

その他のサービス

ホームの生活を快適に過ごすために、他にどんなサービスがあるのかも確認しておきましょう。希望するサービスが用意されている場合は、料金についても確認しておきましょう。外部に委託する場合は、ホームが仲介してくれるのかどうかも確認しておきましょう。

バス運行サービス、入居・退去時の送迎、自宅への送迎、病院への付き添い、外出への付き添い、家事サービス、洗濯サービス、貴重品の管理、電話の取次ぎ

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